英語鬱について考える①
英語鬱とは、英語の勉強を日々積み重ねた結果、試験問題の英語長文が急に解けなくなる現象である。⬇
また、英会話の練習をした結果、リーディングの成績が下がったり、英語をいくら勉強しても英語力が上がらないスランプに陥る現象をいう。
英語鬱は認知心理学的に、結構研究しがいがあるテーマだと思っています。
認知心理学でいうところの、
①トップダウン処理
②ボトムアップ処理
この2つが上手く連携している時、英文読解が上手くいっているのだと私は考察しています。
そして、この2つの連携が上手くいっていない時に、英語鬱という症状が現れるのだと思います。
英語試験で得点を取るためには特に①トップダウン処理が重要です。なぜなら問題を速く解くためには、英文の内容を把握し、どこに答えがあるのかを推察する能力が必要だからです。
しかし、一方、普段の勉強を振り返ってみると、精読や文法、単語の暗記など、②ボトムアップ処理を重視し過ぎだと思います。
つまり、普段の勉強で②ボトムアップを意識し過ぎたせいで、①トップダウン処理と上手く連携する能力が下がってしまうことこそが、英語鬱の正体だと私は考えています。
この英語鬱の対策としては、以下の2つが考えられます。
①英語試験問題の数をこなして、トップダウン処理(英文の内容、背景を意識する)を意識的に伸ばす。
②ボトムアップ処理を向上させてネイティブ並みにすることで、ボトムアップ自体の処理負担を軽くし、トップダウン処理をする余裕を取り戻す(効果的な勉強法は後述)。
この2つしかありません。
で、問題のボトムアップ処理をネイティブ並みに伸ばす方法ですが、、、
個人的に秘密にしたいのであまり教えたくないのですが、
英文を一旦スラッシュで区切った後に、チャンク毎に覚えるアグライア式というメソッドが私が苦労の末、見つけた方法になります。
https://twitter.com/monachansdojo/status/1371674868509372420?s=19
理論的な話でいうと、
下の『英語の素振り』という本が詳しいです。
https://amzn.to/2NKwam0
なぜ、スラッシュリーディングが関わってくるかについては次の記事で、